麺類は、幅広い層の方に人気があります。例えば若い方にはラーメンやパスタ・焼きそば、一方高齢者にはそばやうどん、夏にはそうめんも美味しいですね。おまけにこうした麺類は、ご飯やパンとは違った美味しさがあります。しかしながらスープと一緒にツルツルと大量に口の中に入れてしまうので、どうしても早食いになってしまうのが難点です。ここではそんな様々な麺類のカロリーや栄養、さらには太りにくい麺類などをご紹介してみたいと思います。
麺類のカロリーと栄養
麺類のカロリー
麺類といえば、ツルツルとしているのでのど越しもよくお腹にたまりにくいといった軽食のイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?ところが、そのツルツルとしたのど越しの良さが災いの素なのです。とりわけ満腹感というのは15分~20分後に現れてくるのですが、それまでに食べ終わりやすいのです。要するに、早食いになりがちなのです。
またカロリー値をそれぞれの麺類に分けてご紹介すると、100g当たりパスタ関係が700kcal程あるので麺類の中でも最もカロリーが高いといえます。その次がラーメンで、400kcal~550kcal程度になります。そばやうどんが一番カロリーが低く、250kcal~500kcal程度になります。
ラーメンやそば・うどんにかなりのカロリー差があるのは、スープに相当のカロリー差があるためです。例えば醤油のスープだとカロリーも低いのですが、味噌や塩・豚骨のスープになるとかなり高くなります。またそばやうどんには、単なる醤油だしだけでなく天ぷらそばやうどん・カレー南蛮や鍋焼きうどんなどがあります。これらもカロリーが高くなる大きな要因です。
麺類の栄養について
麺類の中で最も栄養価の高い物といえば、やはりそばです。そばは、精製しないで挽くためにその分栄養価も高くなるのです。とりわけ植物性タンパク質が多く、精製する白米にくらべると3倍程の量になります。中でもリジンやアルギニンといった必須アミノ酸を摂取することができます。
一方ラーメンなどの場合には、ラーメンそのものというよりもスープに高い栄養効果があります。若い方に人気の高い豚骨スープは、アルコールを分解してくれるイノシン酸が含まれています。またラーメンに限らずそばやうどんなどにも使われる醤油だしであれば、昆布やイワシに含まれるグルタミン酸にもアルコール分解作用があるので、お酒を飲んだ後の締めには最適です。
またラーメンなどの中華麺には、カリウムが多く含まれています。このカリウムは血圧を下げる効果があるので麺自体は高血圧の予防にはよいのです。それからうどんに使用される小麦粉には、筋肉や骨・内臓などを構成しているタンパク質が多く含まれています。さらにはビタミンB1やナイアシン・ナトリウム・銅・セレンといったミネラル成分も多く含まれています。
太りにくい麺類
そば
太りにくい麺類をランキング形式にすると、1位はそばになります。そばの場合、カロリーが250kcal
程度になります。また食後の血糖値の上昇率を表すGI値も50程度なので、天ぷらそばなどを除くと太りにくい麺類といえます。
一方、ラーメンやパスタなどの場合、麺自体のカロリーはそばとあまり大差はありません。その代わり、ラーメンスープやパスタのソースによってはカロリー値が随分と高くなってしまいます。
ラーメン
ラーメンは、そばと同様にカロリー値やGI値自体はあまり大差はありません。従って太りにくい麺類のランキングでもそばに次いで2位となります。その代わり上述したように、スープや具材によってはカロリー値が随分と高くなってしまうのです。
とりわけ若い人に大人気の豚骨スープやチャーシューなどは、カロリー値やGI値が相当高くなるので注意が必要です。またラーメンの中でもインスタントラーメンは、脂で揚げているので通常の生麺とは別物でカロリー値も高くなってしまいます。
まとめ
太りにくい麺類ランキングと題してご紹介してみました。しかしながら、麺類はスープと一緒に食べるのでどうしてものど越しもよく早食いになりがちです。そのため食物繊維を多く含んだ野菜などから先に食べるなどの工夫が必要ですね。
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